摩周水環境フォーラム

虹別コロカムイの会は、2002(平成14)年度より「摩周水環境フォーラム」を毎年開催しています。

開催主旨

聖なる湖、摩周湖を起源に発し西別岳の麓、標茶町虹別に源流として流れる西別川は流域に住んでいる私達に多くの恵みをもたらすと共に根室湾全体に豊かな漁場を作ってきました。

しかしこの恵みの流れも、産業の発展と共に水量が減少し、河川環境の悪化が問題となってきました このような中、行政や各種団体と流域住民の手で少しでも昔の環境に近づけるべく植樹活動や家畜糞尿の処理改善運動が進みつつある現状です。 

私達の願いは「大気と森と川と海はひとつ」を合言葉として、産業活動と環境保全が同時に進む地域づくりです。限り有る水資源利用を考え、このフォーラムを開催します。

開催実績

回数年月日場所
12002(平成14)年5月11日標茶町虹別酪農センター
22003(平成15)年5月18日別海町マルチメディア館
32004(平成16)年5月16日
42005(平成17)年5月15日弟子屈町摩周文化センター
52006(平成18)年5月20日
62007(平成19)年5月13日別海町西公民館
72008(平成20)年6月8日標茶町虹別酪農センター
82009(平成21)年5月31日別海町中央公民館
92010(平成22)年5月23日弟子屈町公民館
102011(平成23)年5月21日標茶町虹別酪農センター
112012(平成24)年6月3日別海町西公民館
122013(平成25)年6月2日弟子屈町公民館
132014(平成26)年6月1日標茶町虹別酪農センター
142015(平成27)年5月31日別海町西公民館
152016(平成28)年5月29日弟子屈町公民館
162017(平成29)年6月4日標茶町虹別酪農センター
172018(平成30)年6月3日別海町西公民館
182019(平成31)年6月2日中標津町交流センター

講演

第1回内田豊 氏摩周・伏流水のなぞにせまる
第2回菊池俊一 氏石ころとバイカモ
第3回風間聡 氏雪と森林がもたらす豊かな水資源
第4回前田満 氏カラマツ造林と野ネズミ害
第5回柴田英昭 氏森林生態系がつくる河川水質・土地利用変化の影響
第5回中標津農業高校草地病めば海も病む。環境保全型草地酪農を目指して
第5回標茶高校私達がつくる湿原の未来 環境保全型草地酪農を目指して
第5回しらいみちよ 氏西別川の未来を見つめて
第6回中塚武 氏アムール川と東カラフト海流を介した内陸と外洋の生態系の結びつき
第6回中標津農業高校河畔林と河川の関係
第6回弟子屈町役場弟子屈町の環境保全に関して(2名)
第6回菊池俊一 氏西別川バイカモについて
第7回小寺浩二 氏見えない水と見えている水の見えない性質
第8回八戸法昭 氏西別川が教えてくれた36年 河川パトロールと別海漁協青年部による月別水質調査を通じて
第8回菊池俊一 氏西別川バイカモ継続調査報告
第9回野口泉 氏対流圏オゾンとは
第9回藤江晋 氏摩周湖と西別川
第10回丹保憲仁 氏近代を超えて次の一歩
第11回橋本進 氏屈斜路湖はなぜ生きものが死んでどうして復活したのか・その行方は?
第11回佐々木章晴 氏鍵を握るアルミニウム
第12回井田宏之 氏エゾシカの現状・課題・対策を共に考える
第13回菊池俊一 氏バイカモからみた西別川の変容
第14回大元玲子 氏鮭にやさしいワインはいかがですか? アメリカ・コロンビア川周辺の「サーモン・セーフ」
第14回阿部亮吾 氏北海道西別川を対象とした旧河道の陸化にともなう植物群落の変化
第15回田中敦 氏摩周湖の一日、一年、そして百年
第15回大元玲子 氏認証制度を使って地域ブランドをつくる―可能性と挑戦
第16回中嶋健造 氏自伐型林業とは
第16回本間浩昭 氏北方四島での共同経済活動と環境保全
第17回野原精一 氏湿原流域の変容と生態系修復のための調和的管理
第17回佐々木章晴 氏北海道根釧地方における土地利用の変化と酪農生産システムが河川流域の物質動態と野生生物および水産業に与える影響
第18回佐藤哲 氏ユネスコエコパークという選択肢「西別川流域の一次産業の持続可能な未来に向かって」
第18回山本純郎 氏シマフクロウの過去・現在・未来

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